特定非営利活動法人(NPO) 日本染織意匠保護協会 中小企業経営の知的財産「意匠保全登録」

日本染織意匠保護協会FAQ(よくあるご質問)

登録・審査について

  1. 意匠保全の審査基準はありますか?その内容を教えていただけますか。
  2. 公知限定登録で保全登録されましたが,限定登録とはどのような意味ですか?
  3. 海外で生産する製品の意匠を保全登録することはできますか?
  4. 海外で調達した図案ですが保全登録することはできますか?
  5. 意匠保全申請してから何日ぐらいで結果が戻ってきますか?結果を急ぐ場合は考慮していただけますか?

Q1. 意匠保全の審査基準はありますか?その内容を教えていただけますか。

当然ありますが審査基準は公開していません。しかし審査基準の元になる考え方を利用者の方々に知っていただくことも必要と考えますので,概要で説明します。
(1)保全(登録)に適する意匠
  • 照合(審査)の結果,保全できない(却下)理由が無い意匠は保全する。
(2)先願主義の採用
  • 最先に保全申請されたものが優先する。
(3)類似判断
  • 類似判断は一般の需要者が誤認混同するかどうかについて行う。
  • 判断は双方を並べて対比観察を行う。
(4)保全できない意匠
  • 公の秩序又は善良の風俗を害する恐れがある意匠
  • 他人の物品と混同する恐れがある意匠
  • 照合の結果,類似と判断された意匠
  • 公知・周知の意匠
    ※公知意匠とは不特定多数の人々が知っている状態になった意匠で,例として名物裂,能装束,正倉院御物などの模様,各染織産地で伝承されている文様,家紋帳に掲載の文様などがあります。
    ※周知意匠とはその意匠の名称を聞いただけで思い浮かぶような意匠で、ありふれた例として円,角形,縞,星形,ハート,市松,格子,千鳥格子,水玉,亀甲,鱗,数字などがあります。

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Q2. 公知限定登録で保全登録されましたが,限定登録とはどのような意味ですか?

限定登録とは「申請された意匠に限定して保全しました」という意味です。ご承知のとおり染織デザインのモチーフは草花が圧倒的に多く,また古典模様をアレンジしたデザインも多く存在する意匠一つです。このように良く似た意匠,バリエーションが無限に存在しているのが染織意匠の特徴です。これら全てを公知又は類似で登録却下すれば登録できる意匠はほとんど無くなり現実的ではありません。そこで意匠の交通整理の意味合いから「公知又は類似のモチーフを使っているものの,全く同じ意匠やほとんど同じ意匠は当協会で登録している意匠の中には無い」と判断された意匠を「申請された意匠に限定して保全」しています。これが限定登録と言う概念です。
この結果,限定登録の意匠は,全くのコピーかほとんど同じで無い限り意匠保全の権利を主張できない制限があります。当協会ではこのような概念を取り入れることにより,染織デザインの活性化と権利関係のバランスを取るようにしていますのでご理解ください。

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Q3. 海外で生産する製品の意匠を保全登録することはできますか?

できます。登録申請書の「加工場住所氏名」欄に海外の加工場を記載し,併せてその国名を記入して下さい。 日本以外で生産される製品が,和装品の場合は製品個々に当協会発行の「原産国表示証紙」を添付する義務があります。その証紙(1枚52円)は当協会で頒布しています。(原産国表示が必要で無い商品に添付する証紙(1枚11円)も当協会で頒布していますので御利用ください)
意匠保全登録シール
意匠保全登録シール
1枚11円(38×22mm)
原産国表示シール
意匠保全登録シール
1枚52円(85×45mm)

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Q4. 海外で調達した図案ですが保全登録することはできますか?

できます。登録申請書の「考案者住所氏名」欄に海外のデザイナー名を記入して下さい。

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Q5. 意匠保全申請してから何日ぐらいで結果が戻ってきますか?結果を急ぐ場合は考慮していただけますか?

申請の混み具合で何とも言えませんが,目標としては1週間程度で結果を戻せるよう努力しています。結果を急がれる時はその旨,当協会まで御連絡いただければ,電話かファックスで翌日にはご担当者に結果をお知らせします。しかし審査委員会に判断を諮る場合は、委員会後となります。

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